東芝テックのLoopsってなに?

近年、地球資源の枯渇への懸念が高まっており、
リサイクルやリユースなどの重要性が指摘されています。
紙の使用量を減らそうと苦心している企業も多いことでしょう。

そんな中、東芝が開発したペーパーリユースシステム「Loops」が注目を集めています。

東芝テックのLoopsとは

紙の節約といえば、コピーや印刷などを控えて複合機の使用量を減らして、電子化を進めるのが一般的です。
しかし、紙媒体で確認したいときに自由に印刷できないのは不便ですし、電子システムを別途導入するにもコストがかかります。

東芝の「Loops」は、1つの紙を複数回使うというコンセプトのシステムです。
この新しい視点により、紙の節約に伴う従来の問題点を解決することができます。

1つの紙を5回程度使用できるようになっているため、印刷量を減らすことなくこれまで通り使用し、不要になったものは再使用できます。
これにより、紙の総消費量は、単純計算で5分の1に減らすことができます。

また、5回使用した場合は1回の場合に比べ、約50%のCO2削減(東芝による試算)につながります。
さらに、文書を電子化する機能もあり、新規にシステムを導入必要がありません。

東芝テックのLoopsの仕様と特徴

「Loops」は、専用の複合機(コピー機)LP301と、消色装置RD301からなります。
複合機では、熱により色が消えるインクを用いた専用のトナーを使って印刷します。
そのため、従来よりも低い温度で印刷できるようになっています。

インクがその特長であるので、コピー用紙はこれまで通りのものを使うことができます。
もちろん、通常の複合機と同様に、コピー・印刷・スキャン・FAX・ネットワークの機能などが使用できます。

消色機では、熱によってその印字を消し、白い紙として再び使用できるようにします。
このときに文書の両面をスキャンし、電子化することができます。
また、折れ・破れ・汚れなどがあって再使用できない用紙を自動的に分別するため、分別の手間がかかりません。

この2つの機械により、紙の再使用のサイクルが実現できます。
ただし、デメリットもあります。

1つ目は、専用のトナーによる印刷物しか消色できない点です。
導入以前の用紙については再使用できませんし、補充の場合も専用トナーを使う必要があります。

2つ目は、印刷を完全には消すことができない点です。
以前の印刷がかすかに見て取ることができるので、用途が社内使用に限定されます。

3つ目は、消色が可能なのは今のところA4サイズのみという点です。
今後、別サイズにも対応していくつもりのようですが、現状で制限されているのは不便かもしれません。
なお、印刷自体はA4以外でも可能です。

東芝テックのLoopsのまとめ

このように、「Loops」は従来の職場環境を維持しつつ、紙の総使用量を減らし、電子化も可能にする優れものです。

複合機の導入や運用のコスト削減や紙の取り扱いに苦労している事業主のみなさんは、東芝「Loops」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:Loops(ペーパーリユースシステム)TOP:東芝テック株式会社
https://www.toshibatec.co.jp/products/loops/